野尻(のじり)にはじめての学校「第十八番野尻小学」が、明治6年11月、村の徳仁寺(とくにんじ)を借りあげて開校しました。第十八番野尻小学は、明治8年4月から9年2月まで福野(ふくの)村の遷喬(せんきょう)小学校へ合併しましたが、3月には「近思小学校」と改称して分離しました。
今、福野北部交流センターにある「近思校」と書かれた古い額は、明治22年に建てられた校舎の正面玄関に掲げられていたものであり、初代富山県知事の国重正文氏の揮毫(きごう)によるものです。
*徳仁寺(とくにんじ) 野尻城跡に建てられた寺院。
☆所在地 富山県南砺市野尻850